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静岡の葬儀の流れとは?通常の葬儀の流れに沿って紹介

2025.07.15

静岡の葬儀は、全国的な一般的な葬儀の流れと基本的には変わりませんが、一部地域では、葬儀の流れが違う場合や、精進落としの際に振る舞われる食べ物が違う場合があります。

この記事では、静岡の葬儀の流れと、地域独自の風習について詳しく解説します。静岡で葬儀を行う予定のある方は、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • 静岡の葬儀の基本的な流れ
  • 「流れ通夜」などの葬儀における静岡独自の風習の詳細
  • 静岡の葬儀ならではの精進落としの食べ物

静岡で行う葬儀の流れ

静岡で葬儀を行う際、基本的な流れは全国の一般的な葬儀のしきたりと変わりません。しかし、静岡県西部で見られる「流れ通夜」などの独自の風習がある地域もあります。

静岡の葬儀では、このような地域独自の風習にも対応できるよう、柔軟な対応が求められます。

家族や知人、葬儀会社に連絡をする

大切な人が亡くなった際、まず行うべきことは家族や友人、知人等に訃報を知らせることです。病院にて死亡が確認されたら、葬儀の日程が決まってなくともすぐに連絡を取りましょう。

同時に、菩提寺や葬儀社にも連絡を取り、搬送・葬儀の手配を行います。病院から葬儀社を紹介してもらえる場合もありますが、必ず紹介された葬儀社に依頼する必要はなく、搬送だけ依頼することもできます。

末期の水をとる

「死に水」とも呼ばれ、濡らした脱脂綿で故人の唇を軽く湿らせる儀式です。臨終に立ち会った人全員で行います。基本的には医師が臨終を告げた後、そのまま病室で行われますが、親族が揃っていない場合は自宅や安置所で行うことも可能です。宗派によって異なります。

遺体を搬送する

病院から数時間のうちに遺体を自宅か葬儀場の保管施設に搬送して安置します。この際に病院から死亡診断書を渡されます。死亡診断書に記入が済んだら葬儀社に見てもらったあと役所での手続きを代行してもらいます。

葬儀社が決まっていない場合は、搬送だけ依頼して自宅に安置し、改めて葬儀社を決めることもできます。

遺体の安置・打ち合わせ

安置した場所で枕飾りを行います。枕飾りの仕方は宗派や風習によって異なるため、葬儀社と相談しながら故人に合わせて行いましょう。

枕飾りを終えた後は、葬儀社と葬儀の打ち合わせを行い、葬儀の役割分担や日程、葬儀場や葬儀の規模等を取り決めます。

通夜・流れ通夜

遺体を棺に納めた後、通夜を行います。通夜は家族や友人、知人らによって読経・焼香を行う儀式のことを指し、喪主、ご親族、会葬者の順番で行われることが一般的です。宗派によって異なりますが、座る位置が定められている場合もあります。

一般的な通夜の場合は開始時刻が定められていますが、遠州地方の「流れ通夜」は、遺族・親族以外の一般参列者には明確な開始時間が定められておらず、指定された時間内(18時〜20時になることが多い)であれば好きなタイミングで参列してよいものになっています。会場で焼香を行い、着席せずに帰宅するのが主流の流れです。

流れ通夜では、遺族が会場の入り口に立って参列者を迎えます。また、流れ通夜では読経などの宗教儀礼は流れ通夜の前に遺族や親族のみで行うことになっており、基本的に一般参列者は参加しません。

通夜振る舞い・通夜祓い

一般的な通夜では、終了後に遺族・親族・参列者・読経を行う僧侶とともに会食を行う通夜振る舞いがあります。しかし、流れ通夜の場合は参列者の訪問時間がバラバラなことや、遺族が常に入り口に立っていることから、会食の名前が区別がされており、「通夜祓い」と呼ばれます。

なお、関東地方では「通夜振る舞い」に招かれた方は一口だけでも箸をつけることがマナーとされています。しかし、静岡県は一般参列者が「通夜振る舞い」に参加する習慣がなかったため、特にご高齢の方は遠慮する方が多いようです。

葬儀・告別式

通夜が明けた翌日の日中に行います。葬儀は宗教によって定められた儀式によって個人の霊を葬る式であり、その後行われる告別式は故人との最後のお別れを行う社会的な儀式です。

基本的な流れは静岡県も同じですが、静岡県西部では、受付で香典を渡す際に、精進落としの食事券や引換券を渡されることがあります。

出棺・火葬

告別式が終わると故人は葬儀社スタッフや遺族によって霊柩車まで運ばれ、そのまま火葬場へと出棺されます。この際、静岡県の中部・東部では、出棺の際に藁などで作られた簡易的なアーチである「仮門(かりもん)」を通って出棺する風習があり、仮門は出棺後早急に壊されます。この風習は「故人の魂が迷わず成仏できること」を願って行われるようです。

その後、火葬場で遺体の火葬が行われます。副葬品の多さや故人が子どもか大人かによって変わりますが、火葬にかかる時間はおおよそ1時間〜1時間半です。

火葬が完了したら拾骨室にて骨あげ(拾骨)を行います。二人一組になり、竹箸で骨を骨壷に納めます。この際、地域によって風習が異なる場合がありますが、基本的には足先から順番に納めていくのが慣例です。

還骨法要・初七日法要

火葬後、自宅や葬式会場に戻り、後飾り祭壇に遺骨、位牌、遺影を安置して、僧侶に読経をしてもらう還骨法要を行います。近年では、親族が集まることの難しさを考慮して、本来葬儀から7日後に行う初七日法要を繰り上げてその日に行うことが主流です。

静岡県西部の地域では「三日の法要」と呼ばれる追善供養が行われることもありますが、これも初七日法要同様、繰り上げでその日に行われることがあります。三日の法要が行われる場合は、参列者は葬儀のお香典とは別に1,000円〜3,000円程度のお香典を用意する必要があります。

精進落とし・祓い膳・忌中祓い

還骨法要・初七日法要まで行い葬儀が終了した後は、喪主や遺族が僧侶や参列者に感謝を込めて食事を振る舞う精進落としが行われます。静岡県の中部地域ではこのことを「祓い膳」または「忌中祓い」と呼ぶこともあるようです。

食べ物に関しても以下のような独自の風習があります。

  • お淋し:御前崎市周辺で振る舞われることがある黒豆が入ったおこわ
  • 別れの盃:浜松市三ケ日地域で見られる儀式で注がれたお酒を親族が回し飲みをする
  • 力餅:牧之原市周辺で振る舞われることがあるあんこや飴がまぶされた餅
  • 縁切り餅:静岡県東部で見られる一口大に切られた餅

また、沼津市では、納骨後に親族が海岸や河原などに集まって、位牌を囲みながら食事を行う「浜降り」と呼ばれる風習があります。

まとめ

静岡の葬儀は、基本的な流れは全国の一般的な葬儀と変わりませんが、「流れ通夜」や「仮門」など、地域独自の風習があることが特徴です。また、精進落としの際に振る舞われる食べ物にも、「お淋し」や「力餅」「縁切り餅」など、静岡ならではのものがあります。

殯は打ち合わせから葬儀終了まで同じ社員が担当し、一貫性を持たせることでお客様に安心感を提供しています。24時間365日営業しており、お客様に徹底したヒアリングを行うことから、本記事で紹介した静岡特有の風習にも対応しやすいです。ぜひ気軽にご相談ください。

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